【学生の活動】全日本大学サッカートーナメント決勝戦で副審を担当。救急救命学科4年 上瀬琉さんをご紹介。
上瀬さんは、幼稚園からサッカーに親しんできた経歴を持つ熱心な学生審判です。高校で審判4級を取得し、その後、大学1年で3級、大学3年で2級の資格を獲得しました。
12月には学生審判として全国大会であるインカレに出場する予定です。インカレには、全国の学生審判の中から16名が招集され、学生審判の全日本大学選抜と言っても良いメンバーです。
上瀬さんにはその一人として、強い責任感を持ってその舞台に臨みます。
審判は時に「やりたくない役割」と見られがちですが、上瀬さんは審判としてのやりがいを感じています。
「選手と共に試合をつくり、選手であれば、立つことが出来ない舞台に立てる、特等席で試合を見れることに充実感と魅力を感じます。ただし、あくまで主役は選手。選手と一緒に試合を作るのが審判。責任を持って取り組む必要がある。」と話してくれます。

副審を担当した、全日本大学サッカートーナメント決勝戦の舞台はJリーグでも使用されるユアテックスタジアム仙台。 関西学院大学と富士大学の熱戦は、歴史に残る試合となりました。また、DENSO CUP SOCCERでは元日本代表の中村憲剛氏がコーチをしていたチームの試合をジャッジし、試合後には中村憲剛氏と握手を交わすなど、審判ならではのエビソードも話してくれました。
高校で審判4級を取得した際、緑のワッペンを手に入れた喜びから続けている審判の道。
大学卒業後は地元の岐阜で働く予定で、これからも審判の道を続け、将来的には1級の資格も目指しています。
父親が消防士、母親が看護師という医療職が身近な環境で育ち、高校2年生で救急救命士の道を選び、救急救命学科へ入学した上瀬さん。
縁あって大学生活を過ごす広島は、御三家とされるサッカー王国。豊富な試合数や他大学の学生審判仲間との交流が、最高の環境となっています。学生審判としての貢献が、試合に欠かせない役割となっていることを認識し、審判としての使命に誇りを持っています。
大学で出会った学生審判仲間(左から近藤さん、上瀬さん、藤岡さん)
大学広報担当
最終更新日:2024.03.08