株式会社中国放送(RCC)を訪問し、放送局の役割と地域貢献について学びました〔スポーツエンターテイメント演習(健康科学部)〕。
2025年10月17日(金)健康科学部の「スポーツエンターテイメント演習」履修学生12名が、株式会社中国放送(RCC)を訪問しました。RCCの営業部の方による講演会では、放送局の社会的役割や地域密着型の取り組みについて、実例を交えて学ぶ貴重な機会となりました。
放送局の使命と報道の現場
講演ではまず、放送局が担う「国民の知る権利の保障」「権力の監視」「公益性・信頼性の確保」など、報道機関としての基本的な使命が紹介され、報道の信頼性とタイミングの重要性について理解を深めました。
RCCの強みと地域密着型事業
RCCはテレビ・ラジオ放送に加え、地域密着型のコンテンツ事業を展開しています。「広島の情報発信企業」として、IRAW配信、広島城アソシエイツ、イベント事業など多角的な取り組みを行っており、放送以外の事業収益も含めてここ5年で最高売上を達成しているとのことです。
営業部による地域貢献型プロモーション
営業部の事例紹介では、広島県内のCM枠販売に加え、スポンサーと連携した地域貢献型プロモーションが紹介されました。例えば、オタフクソースの100周年記念企画では、駅伝と連動したメニュー展開を通じて地域とのつながりを深めました。また、サンフレッチェ広島ファン感謝デーでは、特番CM、スタジアムロゴ掲出、特設HPでの企業ロゴ掲載などを通じて、スポンサー企業の好感度や知名度向上に貢献。19社協賛の規模で実施されたことも紹介されました。
地域との連携による価値創造
サンフレッチェ広島との地域の人々が楽しめる場の中に企業PRの機会も交え、企業価値と地域活性化の両立を図る姿勢が印象的でした。
今回のスポーツエンターテイメント演習では、講演会を通じて以下の内容を学びました。
① 観戦するプロスポーツの特徴などを理解し、伝えることができる
講演では、サンフレッチェ広島との連携事例やファン感謝デーのプロモーションなど、プロスポーツの魅力を地域と結びつける取り組みが紹介されました。学生たちは、スポーツイベントが単なる観戦にとどまらず、企業や地域との連携によって価値を生み出すことを学びました。
② 多様な背景を持つ複数の学科の学生と共に観戦することで、体験を共有することができる
異なる視点を持つ仲間と共に放送局の取り組みを学ぶことで、スポーツの持つ社会的意義や地域との関係性について多角的な理解が深まりました。を通じて、学生たちは放送局の多面的な役割と、地域社会との関係性の重要性について理解を深めました。今後の学びやキャリア形成に活かしていくことが期待されます。
さらに今回は、ラジオ・テレビの生放送現場の施設見学も実施され、放送の裏側や現場の緊張感を肌で感じる貴重な体験となりました。学生たちは、メディアの多面的な役割と、地域社会との関係性の重要性について理解を深め、今後の学びやキャリア形成に活かしていくことが期待されます。このような貴重な機会を提供いただいた株式会社中国放送(RCC)の皆様に心より感謝申し上げます。




最終更新日:2025.10.24


